Marlink CyberGuard Threat Detectionが日本海事協会(ClassNK)Innovation Endorsement認証を取得しました

サイバー脅威を積極的に検知し、船舶所有者がITおよびOTネットワークへのサイバー攻撃から自社船舶を守るマーリンクのサイバーセキュリティソリューションを、日本の船級協会であるClassNKが2022年3月23日に認定致しました。

海上衛星通信に加え、海上スマートネットワークサービスも提供するマーリンクは、CyberGuard Threat Detectionサービスにおいて、日本の船級協会、日本海事協会(ClassNK)のInnovation Endorsement認証を取得しました。ClassNKのイノベーションエンドースメントの製品・ソリューション向け認証は、高度なデジタル技術を用いた製品やソリューションが、サプライヤーの提示する仕様どおりに機能することを認証するよう設計されています。マーリンクは東京で行われた機能確認テストの中で、サービスの運用を実演しました。

このプログラムは、海運業界において優れた革新的な製品やソリューションの導入を加速させることを目的としています。なお、本認証はCyberGuardサービスそして統合通信管理プラットフォームであるXChangeへ適用されます。マーリンクのCyberGuardサービスは、船舶から送受信されるネットワークトラフィックを検査し、それらのイベントログを複数の脅威インテリジェンスデータベースに関連付けます。統計上はどの船舶においても、1か月あたり平均で30件のサイバーセキュリティ上の脅威をシステムが検知しており、それらの脅威は、ITおよびOTネットワーク双方に影響を与えています。これは、1船舶あたり1日1件の脅威に相当すると言われています。

「海運会社はサイバーセキュリティ対策の基準を示す必要がでてくる傾向にあると言われていますが、最近はアジアの事業者の間で、管理者や乗組員に対してより高いサイバーセキュリティに関する意識や透明性を提供するシステムへの関心が高まっています。サイバーセキュリティサービスからの今年3月の報告によると、接続されたOTアプリケーションに対する脅威は60%、インターネットブラウジングの管理ネットワークに影響を与える脅威は45%、それぞれ昨年に比べ増加したそうです。海運業界においてサイバー攻撃によるリスクに対する認識は高まってきているものの、多くの船舶事業者は、脆弱性や脅威がすでに日々の業務に影響を与えていることに気付いていないようです。ClassNKは、船舶所有者が脅威を検知/把握し、適切な改善措置を講じられるよう支援する上で、CyberGuardが重要な役割を果たすという認識を持ちました。」とマーリンクのNicolas Furgé(President of Digital)は述べています。

「ClassNKは、海運会社が利用できるデジタルツールが想定どおりに機能し、かつ市場が求めるレベルの機能が提供されることが確保されるよう取り組みを進めています。第三者機関としての我々の認証が、業界における革新的なソフトウェア導入を推進する上での意思決定に役立てれば幸いです。」(ClassNKプレスリリースより)

 

CLASSNKについて

ClassNKは、1899年に設立された船級協会です。約1,700名の職員と世界130カ所の拠点における第三者認証を通じ、安全確保と環境保全への貢献に努めています。独自規則に基づく船舶・海洋構造物の船級検査、100カ国以上の政府を代行して国際条約に基づき実施する検査、ISOなど業界標準に基づくマネジメントシステム認証、風力発電関連の各種認証など、多様な技術サービスを提供するとともに、デジタル化や脱炭素化への挑戦に向けた業界の取り組みを包括的に支援しています。

詳細につきましてはClassNKをご覧ください。

 

 

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